ヘビーリフティング
工法概要
本工法は、スイスのロージンガー社によって開発されたポストテンション方式の緊張システムを応用し、重量物の揚重、降下、横移動、橋梁の架設、ケーソンの圧入等の為に開発された工法です。
工法特徴
- 吊り材に高強度のPCスケランドケーブルを用いるのでフレキシブルです。
- ジョイント、切欠きがないため、応力集中による損傷を生じません。
- PCストランドを任意の本数で構成されることにより、吊荷重に応じた吊り材を選定することができます。
- 油圧ジャッキの上部と下部に設けた定着装置を着脱することで、構造物の上昇、降下が容易に行えます。
- 上昇、降下には各吊り点の移動量、荷重を姿勢制御システムにより、モニターしながらコントロールできます。
楊重・降下装置
この装置は、上部及び下部定着機構のグリッパーがジャッキピストンの上昇、下降に従い、交互にストランドケーブルを確実につかむ(開放する)事によって重量物を連続的に吊り上げ、吊り下げることができます。